フォネティックコードって??
この時点でジョージが人の名前ではなく、何のことを指してるか分かりますよね?
そう、ヤツです。黒光りするアレです。Gです。ぞわぞわ・・
なぜ、この先輩はわざわざジョージと呼んだのでしょうか。
ご説明致します!
皆さまフォネティックコードって聞いたことありますか??
旅行業界や航空会社に携わってる方なら知ってますよね。
これは、電話などでアルファベットを伝える際に、聞き間違いを防ぐための業界用語なのです。
PとEやDとTの似ている発音、またはQと9など全く同じ発音のものがありますよね。
それらの聞き間違えによって、電話で予約した海外航空券が利用できなかった!
空港まで行ったのに、パスポート表記と違うから飛行機乗れなかった!なんてトラブルが実際に起きてしまうのです。
それらを未然に防ぐために、各アルファベットには業界共通の別名があるのです。
イラストをご覧ください!
え、これどうやって使うの?って思いますよね。
例えば私の名前「ぴえ」を電話で伝えるとします。
「ピーター(P)、アイテム(I)、イージー(E)」
と伝えると、聞き間違えの多いPとEも、しっかり区別できます。
このコードは、名前だけでなく仕事上よーく使うので、新入社員の頃頭に叩き込まれました。
これで、最初のジョージの謎解けましたね。Gを伝える為にわざわざフォネティックコードで呼ぶ、先輩のちょっとした旅行会社ジョーク?だったのです。
今回の日本版コードとは別に、海外でも使える世界共通コードがあるのですが、
今の私の仕事では全く使いません。なので全く覚えていません。笑
A:アルファ、B:ブラボー、なんちゃら〜・・笑
だったような?
また
バス会社やJRにも専用の言い回しがあります。
A:アメリカ、B:ボストン、C:チャイナ、D:デンマーク、E:イングランド
例えばバス会社において、横4席(◯◯|ツウロ|◯◯)の配列でA席(またはD席)が窓側になるのですが、「◯◯バス会社の1号車の前から2列目のA席」をいう時に
「◯◯バス1号車2番アメリカ」と言います。
けど業界人以外は、こんなコード使いこなせないし、分かりにくいですよね?
あくまでこれらは業界人同士のやりとり。
一般のお客様は、フォネティックコードなんて使わなくて大丈夫です。普通にアルファベットで読み上げてもらえれば、スタッフがちゃんと確認の為に復唱します。
「パソコンのP、インターネットのI、イングランドのEでお間違いないでしょうか。」
と、一般のお客様にも馴染みのあるワードで表現します。
お客様向けコードは、会社ごとに多少異なると思うので、一概にコレというものはありませんが、どの年齢層のお客様にも伝わる単語にしています。
どうでしょう〜
難しいですか???
まあ覚える必要はないのですが、今後コロナ明け、電話にて海外旅行を申し込む機会があれば、
ネームの復唱の際よーーーく聞いてみてください!
知ってると割と面白いですよ!
むしろ、ネームの復唱をしてこない旅行会社、またはその担当のスタッフは少し危険かも。楽しみな旅行がおじゃんにならない為にも、こちらも意識してみて下さいな。
以上、フォネティックコードについてでした!
ぴえ